コントロソイルの特徴と評価

こんな疑問に答えます。

ソイルの粒サイズ

コントロソイルには粒のサイズが３種類あります。それぞれの粒の凡その大きさは下記の通りです。

特別にどれが良く優れているという事はなく、状況に合わせて組み合わせて使うと良いと思います。

ノーマルは他のソイルと比べると少し大きめのサイズなので、他のソイルのノーマルサイズだと思って購入すると大きく感じるかもしれません。

私が良く使用するのは”パウダー”で大きくも小さすぎもせず、水草も植えやすくとても使い勝手は非常に良いです。
パウダーのサイズは２～３mmとなってはいますが、１ｍｍくらいのサイズも混ざっていました。

コントロソイル パウダー

ソイルは粒が大きい程、通水性が良く酸素の多い好気域が多くなります。逆に粒が小さいと通水性が悪くなり嫌気域が多くなり低床が酸素不足なります。

これだけ聞くと粒が大きいノーマルのほうがいいのではないかと思うかもしれませんが、小さい粒（スーパーパウダー）にも多くのメリットあります。

スーパーパウダーは粒が小さい為に通水性が悪くなるので、ノーマルとスーパーパウダーまたはパウダーの２つのサイズを使い、下にノーマル、その上にパウダーを敷くと通水性を確保しながら見た目も良くできます。
スーパーパウダーやパウダーは粒が小さいので水草が植えやすく、グロッソスティグマやキューバパールグラスなど小さな水草の根張りが良くなります。

またスーパーパウダーやパウダーはノーマルサイズとは違い、見た目に圧迫感がないので見栄えも良くなります。

以下にサイズ別の特徴をまとめてみました。

【サイズ別特徴】

私が一番オススメするのはノーマルとスーパーパウダーの間のパウダーサイズです。両方の良いところのを兼ね備えた一番使いやすいサイズだと思います。

pHへの影響

コントロソイルはpHを弱酸性に保ち硬度を引き下げる特性があります。
私がコントロソイルのスーパーパウダーで水槽を立ち上げた時は2日後に、飼育水がpH6.3まで下がり弱酸性の環境となりました。

他のソイルと比べるとpHは下がりやすいようです。

もちろん水槽内にpHを上げる原因の石等を入れるとpHはもっと上がることもありますし、他のソイルと同様に時間の経過とともにpHを下げる効果は弱くなってきますが、しっかりと弱酸性の環境にしてくれるソイルです。

栄養分について

コントロソイルは吸着系ソイルではありますが、他の吸着系ソイルと比べると栄養分が豊富なソイルと言われています。

吸着系ソイルですので水槽立ち上げ時にはできるだけ肥料を入れたほうが良いですが、水草によっては肥料なしでも３、４カ月は問題なく水草育成は可能です。

実際に私はニューラージパールグラスとショートヘア－グラスを４カ月ほど肥料なしで育成しました。

４カ月を超えたあたりからニューラージパールグラスの成長速度が落ち、葉が一部黄色く肥料（カリウム？）不足になってきました。

経験上、コントロソイルを使用する時はイニシャルスティック(カリウム固形肥料)を事前に施肥すると水草の長期維持がしやすくなります。

吸着系、栄養系ソイルのどちらにも関係なく水草に肥料不足の症状がではじめたら追肥するようにしましょう。

立ち上げ時の水替えは不要

栄養系ソイルの場合は立ち上げ時に１カ月程頻繁な水替えが必要となりますが、コントロソイルは吸着系ソイルなので立ち上げ時の水替えは必要ありません。

吸着系の中では栄養分が多いと言われてはいますが、水替えをしないからと言って急にコケが生えることもほとんどありませんので安心してください。
もちろん過密育成の場合は別ですが・・・＾＾；

立ち上げ時にソイルを巻き上げてしまい、濁らせてしまった場合などの時だけ水替えを行うようにするだけで問題ありません。
立ち上げ直後は少し濁ることもありますが、１日後にはすっきり綺麗になるはずです。

コストパフォーマンスはかなり良い

ソイルの中で１、２を争うほど価格が非常に安価な為、大型の水槽等で大量に使いたいときに重宝します。

価格が安いだけではなく、吸着系の中でも栄養が豊富に含まれているので、初心者にも手が出しやすいソイルではないでしょうか。

またソイルは固めなので他のソイルより、崩れづらくできています。
下の写真は１０カ月使用したコントロソイルのパウダーサイズです。ソイルが崩れ始めていはいますが、まだまだほとんどの部分が形を保っています。

10カ月使用したコントロソイル

こんな人におすすめ

次のような理由でソイルを探している人にコントロソイルはおすすめです！

では良いアクアリウムライフを！！