今回は実際に1年以上使用した「decdeal co2 ボンベ co2ジェネレーター」のレビューを書いていきたいと思います。
CO2添加装置にはいくつか種類がありそれぞれにメリット、デメリットがあります。
過去に「発酵式」や「化学反応式 D501 CO2ジェネレーターシステムキット」を実際に使用してきましたが、CO2の添加量の不安定さやCO2漏れ、維持費に悩まされてきました。
そういった中で最終的にたどり着いたのが今回レビューをする「decdeal co2 ボンベ co2ジェネレーター」です。
購入後からかれこれ1年半ほど使っていますが実に良い製品ですので、その良さを伝えられればと思います。
「decdeal co2 ボンベ co2ジェネレーター」はどんな製品
「decdeal co2 ボンベ co2ジェネレーター」は化学反応式のCO2ジェネレーターです。重曹、クエン酸、水をステンレス製のボンベに入れてを混ぜ合わせ化学反応を利用してCO2を発生させる製品です。
実は同じ仕組みで「クリスタルアクア 化学反応式CO2ジェネレーター(CO2発生器)SSB-RG223」という製品がありますが、こちらに比べるとかなり安価に購入可能です。
今回紹介する「decdeal co2 ボンベ co2ジェネレーター」は中華製ですが、ほぼほぼ同じ機能をでもっています。
製造元が気になり私も最初はどちらを購入しようか迷いましたが、最終的に価格で「decdeal co2 ボンベ co2ジェネレーター」を選びました。
どうしても販売元が日本が良いというのであれば「クリスタルアクア 化学反応式CO2ジェネレーター(CO2発生器)SSB-RG223」も全然ありだと思います。
では実際に製品をみていきましょう。
前述しましたが、既に1年半使用している関係で開封時の状況とか細かいところは割愛させていただきます^^;
外観
この製品はいくつかサイズがあり私が購入したものは1Lサイズの物です。どういう訳か製品写真と違いスリムなタイプではなくずんぐりとした太いタイプのものが届きました。
まぁこのあたりはやっぱり中華製なんだなぁと感じました。とはいえ1年半使いましたが特にCO2添加できない等のトラブルはなく使用できています。
設置したときにスリムなタイプより、こちらの太いタイプのほうが安定感があって逆に良かったですね^^
材質はステンレス製で重量感がありどっしりしています。よくCO2添加装置で心配されるのが圧力で爆発しないかなんて思う方もいますが、この製品はかなりしっかりした作りをしているので説明道りに使用していればまず問題ないと思います。
細かな作りの部分で気になったところは、ボンベの口部分の加工の粗さでしょうか。
削りが粗いので素手で直接触ると手を切ってしまいそうです。とは言えわざわざ触る場所ではないのでこちらも問題はないと思います。
レギュレーター部分ですが、筒の内部には添付されていたフィルターを取り付けるようになっています。圧力計もCO2を発生させるとしっかりと動き機能的にも問題ありません。
また安全性については圧力が高くなりすぎてしまった場合にCO2が自動で抜けるようにボンベ底面にまた安全装置がついているので、安心して使うことができます。
CO2の添加可能日数
CO2の添加量によって使える日数は大きく変わってきますが、説明では下記のように記載されていました。
2Lサイズで重曹とクエン酸が200gずつの場合の1日8時間添加した場合の日数です。
2秒1泡=90日
1秒1泡=45日
1秒2泡=22日
私が使用しているのは1Lサイズなので添加可能な日数は半分になってしまいますが、1日8時間使用の3秒1泡で約60日程使うことができました。
使用しているバブルカウンターによって若干誤差はあると思いますが、思ったより長期間使えることに驚きました。
なんとなくわかりずらいので、1秒当たりの泡数で表に整理しなおしてみます。
下記は2Lボンベの表ですが、1Lボンベの場合はちょうど半分になります。
【2Lボンベ:CO2添加可能日数】
8H | 16H | 24H | |
---|---|---|---|
4秒1泡 | 180日 | 90日 | 60日 |
3秒1泡 | 135日 | 77.5日 | 45日 |
2秒1泡 | 90日 | 45日 | 30日 |
1秒1泡 | 45日 | 22.5日 | 15日 |
1秒2泡 | 22日 | 11日 | 7.3日 |
コスト
次に1ヵ月にかかるコストの一覧をまとめてみました。
必要な材料が下記金額だった場合で計算しています。実際はもう少し安価かとは思います。
重曹100g=100円
クエン酸100g=100円
※ボンベのサイズに関わらず1ヵ月のコストは変わりません。
【1ヵ月のコスト】
8H | 16H | 24H | |
---|---|---|---|
4秒1泡 | 67円 | 133円 | 200円 |
3秒1泡 | 89円 | 178円 | 267円 |
2秒1泡 | 133円 | 267円 | 400円 |
1秒1泡 | 270円 | 540円 | 810円 |
1秒2泡 | 540円 | 1080円 | 1620円 |
表からランニングコストがかなり抑えられていることが分かると思います。
CO2の添加量にもよりますが、60cmスタンダード水槽であれば3秒1泡または2秒1泡(8H)で1ヵ月あたり100円前後で抑えることができます。
他のCO2添加装置のコストは発酵式で200~300円/月、小型ボンベ400円/月になるのでかなり安価であることが分かります。
使い方
次にCO2添加を始めるまでの準備と手順について説明します。
CO2が減りの圧力が下がった際に補充のため作業です。難しい作業はありませんし発酵式と比べるとかなり手間がかからないのではないでしょうか。
準備するもの
ボンベの大きさによってそれぞれの必要量が変わってきますが、今回は私が使用している1Lサイズで説明したいと思います。
・重曹:100g
粉末の重曹を100g用意します。家庭においてある掃除などで使うもので問題ありません。100円均やスーパー等で購入ができます。
・クエン酸:100g
粉末のクエン酸を100g用意します。こちらも重曹と同様に00円均やスーパー等で購入ができます。
・水:150cc
水道水で問題ありません。
ボンベのサイズによって必要量が変わってくるので下記の表にまとめました。
【大きさ別の必要量】
サイズ | 重曹 | クエン酸 | 水 |
---|---|---|---|
1L | 100g | 100g | 150cc |
2L | 200g | 200g | 300cc |
2Ldouble | 400g | 400g | 600cc |
作業手順
作業はとても簡単です。作業内容を要約すると重曹とクエン酸をボンベに入れた後に、水を注いでフタをするだけです!
実際の作業を写真をはさみながら手順を見ていきましょう。
1.レギュレーターの流量調整バルブをしっかりと閉めます。
2.準備した重曹100gとクエン酸100gをボトルに入れます。
漏斗使うとクエン酸と重曹が入れやすいと思います。
3.水150ccをボトルを斜めに傾けながらゆっくり入れます。
ここで勢いよく入れると中身が噴き出てしまうことがあるので要注意です!
冷水を使うと注水時の化学反応を抑えることができるので、噴き出しを防止することもできるので不安な場合は冷水を使いましょう。
4.水をすべて入れたらレギュレーターをボンベに取り付けます。
水を入れた時点で化学反応でCO2が発生するので、素早く取り付けます。
5.ボンベ内にCO2が充満してくると圧力計が上がってきます。
あとはCO2添加に必要なバブルカウンターや電磁弁、チューブ等を取り付けるだけ準備は完了です。
CO2添加を開始するには流量調整つまみを回して開きます。
この製品の流量調整つまみが意外と微調整が効くのでスピコンを持っていないのであれば、最初は無理に準備する必要はありません。
「decdeal co2 ボンベ co2ジェネレーター」はいかがでしたか?
CO2添加の安定性やコストパフォーマンスも良くオススメできる製品です。
ぜひ検討してみてくださいね!
では良いアクアリウムライフを!