ド定番!!「GEX クリアLEDパワーⅢ」レビュー


今回は「GEX クリアLEDパワーⅢ」のレビューを書いていきたいと思います。

この「GEX クリアLEDパワーⅢ」は水草照明入門としては定番の水草の育つライトです。
初心者から玄人まで幅広く使われていて、他のブログなどでも良く取り上げられるくらい実績があります。

実際に私も長年愛用していて「GEX クリアLEDパワーⅢ」1台と「GEX クリアLEDパワーⅢ 300」2台を使っております。

水草の育つLED照明としては安価なのにも関わらず性能も良いので、スペックや実際にどんな水草を育てられるか等を紹介していきます。

 

製品概要


「GEX クリアLEDパワーⅢ」は同価格帯の製品の中では人気が高く、実際に明るさや水草育成も価格に対してコストパフォーマンスが良い製品です。
特徴としてはLEDの色が3色で「白」「赤」「青」が独立したスイッチになっており別々に点灯することができます。



また「赤」と「青」の光は水草の光合成に必要な波長を発生し、水草の成長を促進させることができます。

色温度は3色点灯時10000Kと高めで、あまり黄色く感じることがないので水景を引き立てることができるので鑑賞をメインにしても適しています。

「GEX クリアLEDパワーⅢ」のシリーズには水槽に合わせたサイズで6つのラインナップ(30cm~120cm)があり、サイズに比例して光束や消費電力が大きくなっています。

製品名適合水槽サイズ光束(ルーメン)消費電力
GEX クリアLEDパワーⅢ 30030cm幅水槽500lm9W
GEX クリアLEDパワーⅢ 45045cm幅水槽750lm12W
GEX クリアLEDパワーⅢ 60060cm幅水槽1000lm17.5W
GEX クリアLEDパワーⅢ 90090cm幅水槽1500lm23.5W
GEX クリアLEDパワーⅢ 1200120cm幅水槽2000lm35W

 

他製品との比較

次の表は「GEX クリアLEDパワーⅢ 600」と同じくらいの価格帯の製品を比較したものです。
光束(ルーメン)に対しての消費電力は製品によって若干のばらつきはありますが、ほとんど大きな違いもなく気にする必要はないでしょう。

製品名光束(ルーメン)色温度演色性LEDの色消費電力
GEX クリアLEDパワーⅢ 6001000lm10000KRa78白・赤・青17.5W
コトブキ 水槽 フラットLED SS600 シルバー810lm白・赤・青13W
テトラ (Tetra) パワーLEDライト 601350lm9000KRa9221W
テトラ (Tetra) LEDスライドライト LED6070440lm白・青9.2W
ニッソー PGスーパークリア6001250lm12000KRa81白・赤・青18W

照明を選ぶ際に水草育成か観賞中心かのどちらに重点を置くかによって、選ぶ製品が変わってきますが「GEX クリアLEDパワーⅢ」の性能はバランスが良いので水草育成、観賞メインのどちらでも使い勝手の良い製品です。

 

設置

ここでは60cm水槽適合サイズの「GEX クリアLEDパワーⅢ 600」の実際に設置した感じを紹介します。

まずライトスタンドを本体の溝にスライドして取り付けます。
ライトスタンドの取り付け幅を変えることで適合サイズ以下の水槽にも使うこともできます。

ライトスタンドの凹み部分を水槽の枠に挟むか、載せるかのどちらかで設置します。写真ではガラス蓋があるので水槽のフチに載せている状態です。

水槽に設置した印象としては本体に少し幅はありますが、上部が平らなのでスッキリした印象になります。

 

明るさ

実際にライトを点灯しました。白・赤・青のすべてのLEDを点灯しています。
光束は1000ルーメンですが、1台だけでも思ったより明るく観賞用としては十分!という印象です。写真では少し暗く感じますが実際はもう少し明るく見えます。

【赤点灯】

【青点灯】

【赤青点灯】

赤や青だけの点灯だと観賞用として使うのは微妙かもしれませんが、気分を変えたい時などには良いかもしれませんね!
ちなみに私の子供たちは赤と青の両方を点灯して紫色にするのがお気に入りで、気がついたらライトの色を変えられています^^;

白だけの点灯にすると若干暗めになるので、白赤青の同時点灯が観賞にも水草育成にもお勧めです。
 

初心者向け水草がbetter

「GEX クリアLEDパワーⅢ」では水草を育てることができますが、実際どんなのが育てられるの?ってところに答えたいと思います。
私が実際に「GEX クリアLEDパワーⅢ 600」1台で育てたことのある種類を紹介します。

陽性水草
・マツモ
・アナカリス
・パールグラス
・ニューラージパールグラス
・グリーンロタラ
・ロタラインディカ
・グロッソスティグマ
陰性水草
・アヌビアスナナ
・アヌビアスナナ・ゴールデン
・アヌビアスナナ・プチ
・ミクロソリウム・プテロプス
・ミクロソリウム・ナローリーフ
・ミクロソリウム・ウェンディロブ
・ウィローモス
・ジャイアント南米ウィローモス
・プレミアムモス

陽性水草はとりあえず育つという程度で1台だとちょっと物足りないかなぁって感じでした。
高光量で赤くなるロタラインディカはほとんど赤くなりませんでしたし、グロッソスティグマは立ち上がってしまい低床をうまく這ってくれませんでした。

それでもパールグラスやアナカリス、マツモは成長速度が少し遅いものの何も問題なく育ちました。

正直なところ陽性水草を育てるなら最低でも2台もしくは2000lm以上の照明はほしいところですね。

続いて陰性水草についてですが、こちらは全然問題なく育ちました。陰性水草はその名の通り耐陰性があるので多くの光量を必要としません。陰性水草であれば1台あれば十分という感じです。


ちなみにこちらの水槽は陰性水草だけですが「GEX クリアLEDパワーⅢ 600」1台で1年維持していてミクロソリウムも大繁殖しています。

ここに記載のない水草でも初心者向けの高光量を必要としない水草であれば、問題なく育てられると思います。

陽性水草や難易度の高い水草を育てたいのであれば、複数台設置するか別の高光量の照明を用意しましょう。
 

まとめ

実際何年も使ってきた感想としては、水草はそこそこ育つし明るいので使い勝手の良い製品だと思います。
価格帯も比較的安く、陰性水草や難易度のやさしい水草が問題なく育つ性能なのでコストパフォーマンスが良いのではないでしょうか。

私個人の考えとしては他の製品と比べ実績も多く定番の水槽照明ですので、初心者の方が初めて購入するのであれば是非オススメしたい照明です。

では良いアクアリウムライフを!

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