アヌビアスナナが活着しない原因|流木や石から外れるときの対処法

アヌビアスナナを流木や石に固定したものの、「いつまで経っても活着しない」「水槽の掃除をしたら外れてしまった」ということがあります。

アヌビアスナナは流木や石へ活着させて育てることができますが、固定した直後からしっかり付いているわけではありません。

特に成長が遅い水草なので、固定してすぐに活着しなくても焦る必要はありません。

ただし、株が何度も動いていたり、根茎が傷んでいたりすると、うまく活着できないことがあります。

この記事では、アヌビアスナナが活着しないときに確認したい原因と、流木や石へ固定し直す方法を紹介します。

アヌビアスナナの基本的な育て方や増やし方についてはこちらで詳しくまとめています。

アヌビアスナナの育て方、増やし方、コケ対策を解説

アヌビアスナナが活着しないときは、まず株が動いていないか確認する

アヌビアスナナがなかなか活着しないとき、最初に確認したいのが株が流木や石の上で動いていないかです。

根が素材へ伸びていく途中で株の位置が何度も変わってしまうと、安定した状態を保ちにくくなります。

魚やエビが触ったり、水換えや掃除のときに動いたりすることもあります。

固定したアヌビアスナナがグラグラしている場合は、一度固定方法を見直してみましょう。

アヌビアスナナが活着しない主な原因

まだ活着するまで育っていない

アヌビアスナナは成長が遅い水草です。

流木や石へ固定しても、短期間ですぐに根がしっかり付くとは限りません。

根茎や葉の状態に問題がなく、新しい根や葉が少しずつ伸びているのであれば、すぐにやり直さずそのまま様子を見ても良いと思います。

「○週間経ったから失敗」と期間だけで判断するのではなく、株の状態と根の伸び方を見ながら判断してみてください。

固定が緩くて株が動いている

テグスなどで固定していても、緩すぎるとアヌビアスナナが少しずつ動いてしまいます。

水流やメンテナンスのたびに位置がずれてしまう場合は、固定が弱い可能性があります。

株を無理に締め付ける必要はありませんが、軽く触った程度では位置が変わらないくらいに固定しておくと扱いやすくなります。

テグスを強く締めすぎている

反対に、外れないようにしようとしてテグスを強く締めすぎるのもおすすめしません。

アヌビアスナナには葉と根が伸びる太い根茎があります。

この根茎を強く締め付けたり、流木や石へ無理に押し付けたりすると傷めてしまうことがあります。

テグスは株が動かない程度に固定し、根茎を強く締め付けないようにしてください。

根茎が傷んでいる

固定方法に問題がなくても、アヌビアスナナ自体が弱っている場合があります。

特に確認したいのが根茎です。

根茎が柔らかくなっていたり、触ると崩れるようになっている場合は、活着させることよりも株の状態を立て直すことを優先しましょう。

葉が黄色くなったり、黒く見えたり、根茎が傷んでいる場合はこちらも確認してみてください。

アヌビアスナナが枯れる・溶ける原因|葉が黄色・黒くなるときの対処法

流木や石の上で安定する場所を選んでいない

アヌビアスナナを固定する位置も意外と重要です。

丸みが強い場所や、株を置いてもすぐに滑ってしまう場所では、固定作業そのものが難しくなります。

流木のくぼみや枝分かれしている部分、石の少しくぼんだ場所など、株を置いたときに自然に安定する場所を探してみてください。

固定しやすい場所を選ぶだけでも、テグスを必要以上に強く締めなくて済みます。

アヌビアスナナを流木や石へ固定し直す方法

一度固定したアヌビアスナナが外れてしまった場合は、株の状態を確認してから固定し直します。

アヌビアスナナを活着させ直す5ステップ

1.根茎の状態を確認する

まずアヌビアスナナを取り外し、根茎に傷んでいる部分がないか確認します。

硬さがあり、葉や根も問題なければそのまま固定し直して大丈夫です。

根茎が柔らかく傷んでいる場合は、無理に固定する前に傷んだ部分への対処を優先してください。

2.固定する位置を決める

流木や石の上にアヌビアスナナを置き、株が安定する位置を探します。

このとき、太い根茎をソイルや砂の中へ埋めないようにしてください。

底床の近くへ配置する場合でも、根茎部分は底床の上へ出しておきます。

3.テグスで軽く固定する

位置が決まったらテグスなどを使って流木や石へ固定します。

何周か巻いて株が動かないようにしますが、根茎へ強く食い込むほど締める必要はありません。

固定後に軽く触ってみて、位置が大きくずれなければ十分です。

4.水草用接着剤を使う方法もある

テグスで固定しにくい小さな石や複雑な形の流木では、水草用の接着剤を使う方法もあります。

使用する場合は、アクアリウムや水草への使用が明記されている製品を選び、製品の説明に従って根の部分などへ少量だけ使用します。

大量に塗って株全体を固める必要はありません。

接着剤は皮膚や目に付かないよう注意し、製品に記載されている使用方法や注意事項を確認して使ってください。


5.固定したら何度も動かさない

固定した後は、活着しているか気になって何度も持ち上げたり、引っ張ったりしない方が良いと思います。

根が少しずつ流木や石へ伸びていくので、普段の水槽管理をしながら様子を見ていきましょう。

テグスと水草用接着剤はどちらが良い?

どちらでも固定できますが、私は流木や石の形に合わせて使い分けるのが良いと思います。

テグスは、ある程度大きな流木や石へ固定するときに使いやすい方法です。

巻き方を調整できるので、株の位置を確認しながら固定できます。

一方で、小さな石やテグスを巻きにくい場所では、水草用接着剤を使うと固定しやすい場合があります

どちらを使う場合でも、大切なのはアヌビアスナナを傷めず、活着するまで株が大きく動かない状態にしておくことです。

根茎を埋めて固定するのはやめる

「どうしても外れてしまうから」と、アヌビアスナナをソイルや砂の中へ深く埋めて固定するのは避けましょう。

細い根が底床へ伸びるのは問題ありませんが、太い根茎まで底床の中へ埋めないことが大切です。

根茎を埋めてしまうと傷んでしまうことがあります。

どうしても流木や石へ固定しにくい場合は、無理に底床へ埋めるのではなく、固定しやすい場所へ変更してみてください。

なかなか活着しなくても焦らない

アヌビアスナナはもともと成長の遅い水草です。

そのため、固定してからすぐに「完全に活着した」と分かるような変化が出るとは限りません。

根茎がしっかりしていて、新しい葉や根が少しずつ伸びているのであれば、何度も固定し直さず気長に育ててみましょう。

逆に、株が何度も外れる場合や、根茎が柔らかく傷んできた場合は、固定方法や株の状態を一度確認してください。

アヌビアスナナが活着しないときの確認順

  1. 株がグラグラ動いていないか
  2. 固定が緩すぎないか
  3. 逆に根茎を強く締め付けていないか
  4. 根茎が柔らかく傷んでいないか
  5. 流木や石の安定する位置へ固定しているか
  6. 根茎を底床へ埋めていないか

特に、固定したばかりなのに「まだ活着しない」と何度もやり直す必要はありません。

株が元気でしっかり固定できているのであれば、そのまま根が伸びるのを待ってみてください。

まとめ

アヌビアスナナが活着しない場合は、まず株そのものが動いていないか確認してみましょう。

固定が緩すぎても安定しませんが、外れないように根茎を強く締め付けるのも避けるようにします。

また、アヌビアスナナは成長が遅いので、短期間で活着しないからといって失敗とは限りません。

根茎がしっかりしていて株が動かない状態を作ることができたら、何度も触らず気長に育ててみてください。

基本的な光量やCO2、コケ対策、株分けについてはこちらの記事で紹介しています。

アヌビアスナナの育て方、増やし方、コケ対策を解説

では良いアクアリウムライフを!

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