キューバパールグラスが順調に増え、水槽の前景をきれいに覆ってくれていたのですが、最近は少し忙しくてトリミングをさぼっていました。
以前は、キューバパールグラスが水槽全体に広がり、こんな感じできれいなレイアウトになっていました。
【きれいに繁茂していた頃の水槽】

※後景の3分の1くらいはニューラージパールグラス
ここまできれいに育っていたので、しばらくは特に問題ないだろうと完全に油断していました。
しかし、忙しいことを理由に「次の休みにトリミングしよう」と先延ばしにしていたところ、気が付いた時にはソイルを覆っていたキューバパールグラスがまとまって剥がれていました^^;
おそらく3カ月以上まともにメンテナンスしていませんでした。
キューバパールグラスは増やすまでが大変な水草ですが、当然ながら増えた後も定期的なトリミングが必要なようですね。反省しています。
今回は、トリミングを長期間放置してキューバパールグラスが剥がれてしまった原因と、剥がれた時の対処方法について紹介します。
キューバパールグラスがソイルから剥がれた
そして現在の水槽がこちらです。
【3カ月以上メンテナンスをさぼった現在の水槽】

ソイルから剥がれています・・・
一部分だけが抜けたという状態ではなく、キューバパールグラスが絨毯のようにつながったまま、ソイルから浮き上がっています。
キューバパールグラスが剥がれただけでなく、全体的に厚くなりすぎて、レイアウトが崩壊してしまいました。
たぶん3カ月以上まともなトリミングやメンテナンスをしていなかったので、完全に自業自得ですね^^;
せっかく時間をかけてきれいに広がったのですが、ここまで剥がれてしまうと元の状態に戻すのは簡単ではありません。
こうした前景草が底床からまとまって剥がれ、浮き上がる状態は、アクアリウムでは「バッコン」と呼ばれることもあります。
剥がれた原因はトリミングの長期間放置
キューバパールグラスは横に這うように増えますが、トリミングを行わずに育て続けると、新しい葉が古い葉の上に重なっていきます。
表面は緑色できれいに見えていても、内部では葉が何層にも重なり、キューバパールグラス全体に厚みが出てきます。
厚くなりすぎると下の部分に光が届きにくくなり、ソイルに近い葉や根元が徐々に弱ってしまいます。
さらに、キューバパールグラスが厚く繁茂するほど全体の浮力も強くなります。
その結果、弱くなった根元では水草全体をソイルにつなぎ止められなくなり、絨毯状のまま剥がれてしまったのだと思います。
今回の水槽も、表面だけを見ると緑色で元気そうに見えていました。
しかし、実際には水草の下側や根元がかなり弱っていたようです。
きれいに繁茂しているからといって、そのまま放置してよいわけではなかったんですね^^;
キューバパールグラスが剥がれる前の兆候
キューバパールグラスが完全に剥がれる前には、次のような状態が出ていないか確認した方が良いでしょう。
・水草の端が少し浮き始めている
・指やピンセットで触ると絨毯全体が動く
・下側の葉が黄色や茶色に変色している
・ソイルと水草の間に隙間ができている
特に、水草を軽く触った時に絨毯全体がフカフカと動く場合は、根元がソイルから離れ始めている可能性があります。
今回も完全に剥がれる前に何らかの兆候があったはずですが、メンテナンスをさぼっていたので全く確認していませんでした。
端の方が少しだけ浮いている段階であれば、早めにトリミングを行うことで、完全に剥がれるのを防げるかもしれません。
剥がれたキューバパールグラスの対処方法
剥がれたキューバパールグラスを、そのまま上から押し込んで元に戻すのは難しいと思います。
表面の葉が元気そうに見えても、下側の葉や根元が傷んでいる場合は、再び浮き上がってしまう可能性があります。
剥がれた部分に緑色の元気な葉が残っている場合は、状態の良い部分だけを残して植え直す方法があります。
剥がれた部分を水槽から取り出す
まずは、ソイルから完全に剥がれている部分を水槽から取り出します。
無理に引っ張ると、まだ根付いている周囲のキューバパールグラスまで一緒に剥がれてしまいます。
まだ底床につながっている部分がある場合は、ハサミを使って切り離した方が良いでしょう。
傷んでいる下側を取り除く
剥がしたキューバパールグラスの裏側を確認し、茶色くなっている葉や傷んでいる根元を取り除きます。
枯れた部分を残したまま植え直すより、緑色で状態の良い部分だけを残した方が植え直しやすいと思います。
下側の大部分が枯れている場合は、無理に大きな塊を残さず、使えそうな部分だけを小さく切り分けます。
小さく分けてソイルへ植え直す
状態の良いキューバパールグラスを小さく分け、ピンセットを使用してソイルへ植え直します。
大きな塊のまま植えると浮力で抜けやすいため、一度に植える量を少なくして、複数の場所に分けて植えた方が良いでしょう。
葉まで完全にソイルへ埋めてしまわないように注意しながら、根元が簡単に抜けない程度まで差し込みます。
剥がれたキューバパールグラスを切り分けたり、ソイルへ植え直したりする時は、水草用のハサミとピンセットがあると作業しやすくなります。
特に前景草は底床に近い位置で作業するため、先端がカーブしたハサミが使いやすいと思います。
残せる部分が少ない場合は追加で植える
剥がれたキューバパールグラスの下側が広範囲に枯れている場合は、植え直せる部分がほとんど残らないこともあります。
残った株だけでは隙間が埋まりそうにない場合は、新しいキューバパールグラスを追加して植える方法もあります。
水槽にエビなどの生体が入っている場合は、無農薬と記載されている水草や、組織培養されたキューバパールグラスを選んだ方が安心です。
剥がれを防ぐには厚くなる前にトリミングする
キューバパールグラスが剥がれないようにするには、やはり厚くなりすぎる前にトリミングすることが大切です。
トリミングする時期は、水槽の光量やCO2添加、肥料などの環境によって変わるので、何週間に一度と決めるのは難しいと思います。
日数だけで判断するのではなく、次のような状態を目安にすると良いでしょう。
・表面が盛り上がってきた
・水草の厚みが目立ってきた
・端の部分が浮き始めた
表面を少し整えるだけでは下側の古い葉が残ってしまうため、厚くなっている場合は遠慮せず短めにトリミングした方が良いと思います。
忙しい時でも完全に放置せず、厚くなっている場所だけを部分的に切るだけでも、今回のような状態は防ぎやすくなります。
同じように絨毯状に育つ前景草のトリミングについては、以下の記事でも紹介しています。
キューバパールグラスとは種類が異なりますが、カーブしたハサミを使った刈り込み方や、トリミング後の水草の回収方法は参考になると思います。
トリミングした葉は水槽内に残さない
キューバパールグラスをトリミングすると、非常に細かい葉が水槽内に大量に散らばります。
取り残した葉は水槽内で枯れて水を汚す原因になるので、網やホースを使ってできるだけ回収しましょう。
トリミング中はフィルターを停止しておくと、細かい葉が吸水口から吸い込まれるのを防ぐことができます。
作業が終わった後は水換えを行い、水槽内に舞い上がった汚れや細かい葉を取り除きます。
キューバパールグラスが溶ける場合とは原因が違う
今回のように、繁茂したキューバパールグラスが絨毯状に剥がれる場合は、トリミングの放置や水草の厚みが主な原因として考えられます。
一方で、植えたばかりのキューバパールグラスが茶色くなったり溶けたりする場合は、水質や環境の変化など、別の原因も考える必要があります。
キューバパールグラスが茶色く溶けてしまった時の記録については、以下の記事でも紹介しています。
まとめ
今回は、トリミングを長期間放置していたキューバパールグラスが、ソイルからまとまって剥がれてしまいました。
キューバパールグラスは一面に広がると本当にきれいですが、絨毯が完成した後も管理を続ける必要があります。
今回は少し忙しかったこともあり、トリミングを「また今度でいいか」と先延ばしにしていました。
たぶん3カ月以上まともにメンテナンスしていなかったので、気が付いた時には完全にレイアウトが崩壊していました^^;
表面は緑色できれいに見えていたので完全に油断していましたが、その下では古い葉や根元が弱っていたようです。
キューバパールグラスの場合は、剥がれてから植え直すよりも、厚くなり始めた段階でトリミングした方が圧倒的に楽だと思います。
今後は水草の表面だけでなく厚みや端の浮きも確認し、忙しくても完全に剥がれる前にトリミングしたいと思います。
では良いアクアリウムライフを!

