「トリミングのタイミングはいつ?」
「ニューラージパールグラスのトリミングはどうやれば良いの?」
そんな疑問にお答えします。
タイミングは厚さが3cm以上になった時
ニューラージパールグラスのトリミングは厚さが3cm~5cm未満になったタイミングで行うと良いでしょう。
特に水槽のガラス面に接していいる部分は厚くなりやすく、前面部分が分厚いと圧迫感がでてきてしまいます。
トリミングを行わずにより厚くなってしまうと、下の部分が光が届かなくなり茶色く変色して枯れてしまいます。
また厚くなったニューラージパールグラスの間は、糞や餌の食べ残しなどが溜りやすく水が汚れる原因ともなります。
生長速度にもよりますが、こまめに定期的なトリミングを行い厚みがでないようにすると良いでしょう。
3cmの目安は大体これくらいです。
まだ3cmであればすぐにトリミングしなくてはいけないというわけではありませんが、
圧迫感があるので早めにトリミングしたほうが見た目が良くなると思います。
光の当たり具合等で場所により成長速度が変わってくると厚みが均等ではない部分がでてきます。
一度にすべての場所をトリミングする必要もないので、厚くなり過ぎたところだけを切ると短時間で終わらせることができます。
またニューラーパールグラスはトリミングを繰り返すと葉が小さくなっていきますので、
葉を小さくしたい場合は少し短めの間隔でトリミングしても良いでしょう。
トリミング方法は遠慮なくバッサリと!
厚さは1cmも残っていれば十分ですので、芝狩りをする勢いでバッサリと切ってしまいましょう。
ハサミを横にしながらザクザク切りましょう。
通常の真っ直ぐなハサミを使うとトリミングしづらいので、カーブしたタイプのハサミを使うと作業がやりやすくなります。
before
after
トリミング後は水草の残骸がかなりの量でるので、取り残しが無いように網を使って処理しましょう。
水槽の中に残ってしまうと、枯葉により水が汚れコケの原因となってしまいます。
またトリミング屑はかなり細かくなるので、吸水パイプに簡単に吸い込まれてしまいます。
トリミング中はろ過装置は停止しておくことをオススメします。
トリミング後のメンテナンス
トリミング作業を行うと底床から色々な有機物(糞・餌・細かく砕けたソイル等々)を水中に舞い上げてしまいます。
作業完了後は水換えを実施しましょう。
トリミング後の水草は水中の栄養分の吸収力(水質浄化能力)が一時的低下します。
コケや水の濁りの状態を見ながら、水換えこまめにおこなうようにしましょう。
またトリミング直後は肥料を与えてはいけません。
前述したようにトリミング後の水草は栄養分を吸収する力が弱っているので、コケの発生につながります。
水が白濁する時は
トリミング後に水が白濁してしまうことがあります。
多くの場合は水中の有機物が舞い上がったことが原因による白濁ですので、水替えと時間経過でおさまります。
水替えをし時間が経過しても白濁が全く収まらないようなときは、濾過バクテリアの減少により濁りが発生しています。
その場合は濾過バクテリアが再び増殖するのを待ち生物濾過が安定するのを待つか、
市販のバクテリア剤を活用しバクテリアを外部から投入する方法もオススメです。
白濁をなくしたいからと言って、むやみに水替えを繰り返すと逆効果になることがありますので注意が必要です。