ミッキーマウスプラティの飼育｜混泳・寿命・餌・繁殖

ミッキーマウスプラティは可愛らしい見た目と様々な改良品種により、色のバリエーションを楽しめるとても人気のある種です。
同一色の個体で飼育するのも良いですが、別々の色の個体を一緒に飼育すると水槽がとても華やかになり楽しめます。

飼育も容易なので初心者の入門種としても適した熱帯魚です。

ミッキーマウスプラティの基本データ

飼育難易度 とてもやさしい	ミッキーマウスプラティは初心者向きの飼育難易度のとてもやさしい熱帯魚です。 水質に馴染んでしまえば飼育しやすい丈夫な熱帯魚です。また容易に繁殖させることもできます。
別名	ムーンフィッシュ
学名	Xiphophorus maculatus
分布	メキシコ
分類	カダヤシ目カダヤシ科
寿命	２～３年
最大体長	オス：４～５ｃｍ メス：５～６ｃｍ
温度	１８～２６度
PH	７．０～８．０ 中性～弱アルカリ性
硬度	軟水〜硬水

混泳

ミッキーマウスプラティは温和な性格な為、多くの種類と混泳することができます。ミッキーマウスプラティから攻撃をするようなことはほとんどないので、混泳相手が攻撃的な種でなければ問題ありません。
稀に同種間で攻撃してくるような個体もいるので、そのような場合は姿を隠せるような場所を作るようにしましょう。
混泳に向いている生体はミッキーマウスプラティと同程度のサイズの小型種が良いでしょう。

寿命

ミッキーマウスプラティは自然界では１年ほどしか生きませんが、水槽で飼育する場合の寿命は２年程度になります。
飼育環境が良いと３年以上も生きることもあります。
短命種の為、繁殖力が強く数多くの稚魚を産むので繁殖を楽しむことができます。

餌

ミッキーマウスプラティは雑食性で基本的にはなんでも食べます。特別な餌は必要ないので熱帯魚用の人工飼料を与えると良いでしょう。
また生餌も食べるので栄養バランスを考え、時々アカムシを与えると元気に育てることができます。
餌の量は１日に１，２回で２～３分で食べきれる量を与えましょう。また食べ残しは水質の悪化につながるので過度に餌を入れすぎないように注意しましょう。

飼育数と水槽サイズ

ミッキーマウスプラティは小型水槽から飼育することができます。
飼育数は下記が目安となります。

※飼育数が少なく感じますが、初心者でも安心して管理できる個体数（5L/1匹）で計算しています。飼育数を増やしたい場合は様子見ながら少しずつ数を増やしましょう。

餌の量を調整や水替えの頻度を増やしたり、ろ過装置の能力が大きくなれば飼育数を増やすこともできます。
数が多い程、水質が悪化しやすくなるのでろ過能力を超える個体数を導入しないように気を付けましょう。

繁殖

ミッキーマウスプラティの繁殖は他の熱帯魚と比べると比較的容易に行えます。
ミッキーマウスプラティのメスは繁殖期にお腹の中に卵を抱え、そこにオスのプラティが生殖器を挿入し受精を行います。
繁殖期にオスがメスを執拗に追いかけまわして体を擦り付けるような動きをしていたら、交尾をしようとしているところです。

妊娠期間

出産直前のメスのお腹は大きく膨らみ妊娠している状態がすぐにわかるほどの状態になります。
ミッキーマウスプラティは卵を産まずお腹の中で稚魚が孵化し受精後、妊娠期間が３週間～４週間で稚魚が産まれてきます。

稚魚の数

ミッキーマウスプラティの稚魚は初産で１０匹程度産まれ、妊娠するたびに徐々に出産する匹数が多くなっていきます。
飼育環境が良ければ最終定期には一度で最大で３０匹程度出産するようになります。

あっという間に飼育数が増えてしまうので、妊娠をコントロールしないと水槽がすぐに過密状態になってしまいます。
これ以上個体数を増やしたくない場合はオス・メスを別々の水槽に分けて飼育するようにしましょう。

オスメス見分け方

ミッキーマウスプラティのオス・メスの見分け方は尾ビレを見ることでわかります。
メスは三角形の丸みを帯びた尾ビレを持っていて、オスは尾ビレが尖っていて交接脚（ゴノポディウム）と呼ばれる生殖器官があります。

またオスよりメスのほうが大きく育ち、メスの妊娠時のお腹の膨らみでも判別ができます。

価格

ミッキーマウスプラティには色違いや模様違いのバリエーションがあり、価格も変わってきます。
１匹あたりの価格は概ね１５０円～２５０円で品種によってはより高価な個体も販売されています。

【バリエーション】