ペンギンテトラの飼育|混泳・寿命・餌・繁殖

ペンギンテトラ

ペンギンテトラは名前から連想されるように、ペンギンのような模様をした魚で体には黒い帯状の模様が前から尾びれにかけてあります。

泳ぎ方にも可愛らしい特徴があり少し斜めになりながらピョコピョコと泳ぎます。やや気性が荒く他の魚を攻撃するようなこともあるので、混泳の相性には注意が必要です。

寿命は3~5年ですが育成環境が良いと5年以上生きることも多くあります。
育成は比較的やさしく初心者向けの熱帯魚と言えるでしょう。

 

ペンギンテトラの基本データ

飼育難易度
やさしい
星2やさしい
ペンギンテトラは初心者向きの飼育難易度のやさしい熱帯魚です。
ショップで販売されている個体は2~3cmの小さな状態ですが、成長すると最大7cm程度まで大きくなります。
水質に馴染んでしまえば飼育しやすい丈夫な熱帯魚です。
別名 ホッケースティックテトラ
学名 Thayeria boehlkei
分布 ペルー アマゾン川 ブラジル
分類 カラシン科
寿命 3~5年
最大体長 6~7cm
温度 22~28度
PH 6.0~8.0
硬度 軟水〜硬水

混泳

ペンギンテトラは気性の荒い種仲間同士やその他の魚を追い回して攻撃することがあります。ネオンテトラなどのペンギンテトラより小さな生体は攻撃により弱ってしまったり、最悪死んでしまうこともあるので注意が必要です。

また群れを成せる数(10匹程度)のペンギンテトラを入れると、攻撃性を抑えられる場合もあります。

ペンギンテトラは水槽の中層~上層にかけて泳ぐので、低床に近い下層部分に住む生体との混泳が向いています。

【混泳に向く下層を泳ぐ生体】

・オトシンクルス
・コリドラス
・プレコ
・クーリーローチ
・ミナミヌマエビ
・ヤマトヌマエビ
・貝類(石巻貝、フネアマ貝、ヒメタニシ、レッドラムズホーン等)

寿命

ペンギンテトラの寿命は3年~5年です。育成環境が良いと6年、7年と生きる個体もいます。
小型のカラシンの仲間の中では比較的長寿な種類です。

 

ペンギンテトラにはフレーク状人工飼料で問題ありません。基本的には雑食性なので生餌や冷凍アカムシも食べます。注意点としては餌が不足すると水草を食べてしまうこともあり、食害が発生してしまうこともあるので餌不足にならないように与える量を調整しましょう。

餌の量は1日/1~2回、1~2分で食べきれる量を与えます。

 

飼育数と水槽サイズ

ペンギンテトラは最大7cmにも成長し複数匹飼育するとなると、小型水槽ではなく45cm以上の水槽で飼育が推奨です。
飼育数の目安としては60cmスタンダード水槽(約60L)で20匹程度が基準となります。

生体の数を増やしたい場合は、ろ過能力の高いろ過装置を導入したり水替えの頻度をあげると良いでしょう。

またペンギンテトラは小競り合い時に飛び出し事故多いので、水槽の水位を低めにするかガラス蓋など対策をしておくと安心して飼育できます。

 

繁殖

産卵は水草等の植物に卵を産み付けます。1度に1000個以上の卵を産み、産卵させることは難しくはありませんが産卵後に卵を食べられてしまわないように隔離する必要があります。

また稚魚はとても小さく普通の餌は食べられない為、インフゾリアなどの小さな餌を与える必要があります。
生後一週間くらいが経過したら、ブラインシュリンプや稚魚用のドライフードを与えましょう。その後は稚魚の大きさに合わせ普通の餌を与えながら育てます。

ペンギンテトラの繁殖の一番の難関は卵を隔離し孵化させた後に、稚魚が食べられる餌の準備ができるかどうかです。餌が用意できれば繁殖させ増やしていくことができます。

 

価格

ペンギンテトラの価格は1匹130円~200円程度で販売されています。
アクアリウムショップだけでなく、ホームセンターの熱帯魚コーナーでも扱われていることの多い種類ですので容易に入手可能できます。

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