初心者が小型水槽を選ぶ時の注意点|メリットやデメリットを解説

初めてアクアリウムに挑戦しようと考えたときに、小型水槽を選んではいませんか。
実は小型水槽はあまり初心者にはあまりおすすめできない理由があります。

今回は小型水槽を初心者が選ぶ場合のメリット・デメリットなどの注意点について説明していきたいと思います。

※ここでの小型水槽とは30cmキューブ水槽(27L)以下のことを言います。

【本記事の内容】
・小型水槽のデメリット
・小型水槽のメリット

 

小型水槽のデメリット

まず小型水槽のデメリットについて説明していきます。
小型水槽が初心者が選ぶ際にデメリットとなる点は、水槽に入る水量が少ないというところです。
では何故水量が少ないとデメリットとなるのでしょうか。
 
それは水質管理が難しくなるという理由があるからです。
水量の少ない水槽は温度変化の影響を非常に受けやすく、水槽が置かれている環境の温度に合わせるように短い時間で水温が上下してしまいます。
 
基本的に水槽で飼育する生き物は温度変化に弱く、一日のうちで水温が激しく上下するとすぐに弱ってしまいます。
そのため季節ごとに温度管理用にヒーターや冷却ファンなどの導入は必須となってきます。
 
ではヒーターや冷却ファンなどの温度管理用の機器を導入すればよいのでは?と思うかもしれませんが、それらの機器で完全に温度を管理することができるとは限らないのです。
 
冬場の温度管理は小型水槽であっても適切なサイズのヒーターを使うことで比較的容易に管理できるのですが、夏場の温度管理は水量が少なくなるほど難しく冷却ファンだけでは温度の上昇を抑えきれないことがあります。
 
水槽用のクーラーも販売されていますが2万円~5万円程するので初めてアクアリウムに挑戦する人からすると手が出しづらい価格なのではないでしょうか。
 
また水量が少ないということは、それだけ水の汚れが早く生き物に悪影響を与えます。ろ過装置を大きな物をつけるという方法もありますが、あまり大きなろ過装置をつけると水流が強くなりすぎ結果的に生き物を弱らせてしまいます。
 
小型水槽にはこのようなデメリットがあります。
では次にメリットについて解説します。
 

小型水槽のメリット

メリットについて説明します。
小型水槽のメリットは大きく分けて次の4つに分かれます。

【メリット】
・水換えや掃除などのメンテナンスが楽
・置く場所に困らない(省スペース)
・初期導入コストを抑えられる
・レイアウトに使用する石や流木、水草が少なくてすむ

水換えや掃除などのメンテナンスが楽
水槽は設置後、ずっとそのままメンテナンスをせずに運用することはほぼありません。
日々のメンテナンスとして水替えや低床の清掃があります。これらの手間が少ないということは慣れない初心者にとっては大きなメリットとなります。

小型水槽は水の量が少ないので、水替え時の手間は大きな水槽と比べると非常に楽です。
小型水槽であれば一般的なバケツ(10L~13L)で半分~3分の1は水を変えることができるので、何度もバケツに水を汲み水場と水槽間を往復する必要が少なくなります。
また低床掃除も吸い出す範囲が狭いので短い時間で行うことができます。

省スペースで置き場所に困らない
小型水槽は小さい為、置く場所に困りません。また水量も少なく比較的軽量になるので専用の水槽台を使用しなくても設置できる場所もあります。
とはいえ長期間水の入った水槽を同じ場所に置いておくと、置いた場所が歪んでしまうようなこともあるので専用の水槽台の使用をおすすめします。

初期導入コストを抑えられる
水槽が小さければ取り付ける機器もその分小さく少量で済みます。
水槽、ろ過装置、照明、等々と初期導入に必要な物は多々ありますが、それらを購入する量が少なくて済むのでコストを抑えることができます。

レイアウトに使用する石や流木、水草が少なくてすむ
機器だけではなくレイアウトに使用する石や流木、水草の購入する量も少なくなるのでコストを抑えることができます。

これらを総合的に考えて小型水槽の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
では良いアクアリウムライフを!

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