水槽に1cmくらいのニョロニョロうねうね動く赤い虫が突然発生したことはありませんか。見た目も悪く嫌ですよね。
写真ではちょっと茶色く見えますが、実際はかなり赤いです。
今回はこの赤い虫が発生した時の駆除方法や、予防について説明していきたいと思います。
赤い虫って何者?
突如として水槽に現れる赤い虫ですが、正体は誰もが知る生き物の幼虫です。
その正体は”蚊”!!
蚊といっても刺してくる蚊ではなく、ユスリカの幼虫です。
蚊柱を作っている虫と言えばわかりやすいでしょうか。
雨水などが溜まったバケツや、水が常にあるような場所に卵を産み付け赤い細長い幼虫が発生します。
ボウフラとも言われていますが、ユスリカは水がある場所であればすぐに卵を産み付けます。
室内であってもそれは同じで、蚊が水槽に卵を大量に産み付け赤い虫が発生してしまうことがあります。
駆除方法
赤い虫を駆除する方法はいくつか方法があります。
メダカに食べさせる
屋外でメダカを入れたビオトープでは常に水が張っているあるにも関わらず、赤い虫が大量発生することがあまりありません。メダガは赤い虫を好んで食べるので繁殖を防いでくれます。
赤い虫が発生してしまった水槽にメダカを数匹入れると2,3日であっという間に駆除することができます。
またメダカだけではなくでもネオンテトラやグッピー等の魚も同じように赤い虫を食べてくれるので、飼育している魚によっては簡単に駆除が可能です。
水槽のレイアウトによっては、水草や石の隙間などに隠れてしまい駆除しきれない場合もあるので注意してください。
プロホースで吸い出す
魚をいれてない水槽や赤い虫を食べない魚が入っている水槽では、自然にいなくなることはありません。
そのような環境でもいなくなった場合は、成虫(蚊)になり水槽から飛び立ったことになります。
正直あまり想像したくない事態ですよね・・・
そんなことになる前に、物理的に取り除いてしまいましょう。
方法はプロホースなどで吸い出してしまうか、すくい網などですくいだしてしまいしょう。
赤い虫はいろいろな隙間に入り込んでしまうことがあるので、人の手で取り除こうとすると時間がかかるかもしれませんが根気よく駆除していきましょう。
またろ過装置に吸い込まれてフィルターに引っかかっていることもあるので、ろ過装置内の確認もしてみましょう。
それでも駆除できない場合は
手間はかかりますが最終的には水槽をリセットが一番確実です。取り出した流木や石、ろ過装置、水槽などは全て良く洗い乾燥させましょう。
リセットかどうか考えるような状態となると、かなり赤い虫が繁殖している状態だと思うので成虫(蚊)になる前に早めに手を打ったほうが良いと思います。
今まで私はそこまでの状態になったことがないので、どれだけカオスな状態か想像もできませんが・・・
室内の水槽がそんな状態というのは怖すぎますね。
対策方法
赤い虫が湧いてしまうと駆除もとても嫌ですよね。その為にはできるだけ赤い虫が湧かないように対策をする必要があります。
水替えをこまめにする
ユスリカは淀んだ水や古くなり水質が悪くなった場所を好んで卵を産み付けます。
その為、水の流れの少ない溜め池のような場所で大量発生しやすくなります。
水槽も同じで水が汚れていると卵を産み付けられやすくなります。
こまめに水替えを行いできるだけきれいで新鮮な水を維持できるようにしましょう。
水槽のフタをする
ユスリカが水槽に侵入できなければ当然、卵は産み付けられることはありません。
ガラスのフタや細かい網目のフタをしてユスリカの侵入をできるだけ防げるようにします。
室内のユスリカはすぐ駆除を!
室内にユスリカが入ってしまったら、できるだけ早く駆除しましょう。
刺されないからといってそのままにしていると、水槽に卵を産み付けられてしまいます。
直接的な害はないとはいえ見た目も良くなく、一度発生してしまうと駆除にも手間がかかり最悪水槽をリセットしないといけない場合もあります。
普段からできるだけ対策をし、早期発見・早期対応で赤い虫を大量発生させないようにしていきましょう。
では良いアクアリウムライフを!