冬の水槽の保温対策

「冬の水槽の保温対策はどうすれば良いの?」

「自作の保温対策の方法が知りたい」

そんな疑問にお答えします。

【本記事の内容】
・保温対策に使える素材
・保温の方法

冬場は水温も下がりヒーターが欠かせない季節だと思いますが、すぐに水温が下がってヒーターが動きっぱなし!ってことありますよね。

電気代も正直かなり高くなってしまいますし、、、
水槽の低下速度を遅くして少しでも電気代を安くしたいですよね。

ヒーターを使っていない環境でも保温対策をしていれば、水温の下がりすぎも防げる場合もあります。
では今回は私が実際に対策している保温の方法を紹介したいと思います。

保温に使える素材

では最初に保温対策に使える素材を説明したいと思います。

・アルミ保温シート
アルミ保温シートは100円均一でも購入することができ手軽に手に入れられる保温用材料です。
水槽の保温の為にアルミ保温シートを購入したのですが、触ってみると結構温かいんですよね。
保温効果はかなり高いと思います。
アルミ保温シート

・プチプチ(緩衝材)

緩衝材として使われるプチプチですが、空気の粒が冷気を遮断してくれます。
基本的にビニール素材で柔らかいのでホース等の湾曲しているようなものを包むのに向いています。

・スタイロフォーム(発泡スチロール)
100円均一で良く見かける発泡スチロール素材の板です。発泡スチロール素材なので加工もしやすく、色もバリエーションも多くありバックスクリーン代わりに使いながら保温するということもできます。
スタイロフォーム

・ガラス蓋
いわずと知れた水槽用のガラス蓋です。
水槽上部を覆い冷気の遮断や水分の蒸発を防ぎ水温の低下を抑えます。
ガラス蓋

保温方法

では実際の保温方法を見ていきましょう。

ろ過装置を保温する

水槽の外部に出ている外部ろ過装置は水槽外の気温に大きく影響を受けます。特に冬場は水槽からでた水は水槽外の冷気によって冷やされ水槽に戻っていきます。
その為、ヒーターを使っていてもすぐに水温が下がってしまい、ヒーターの稼働時間が長くなりがちです。

ろ過装置を保温するだけでも水温の低下を緩やかにすることができるので、まず最初に対策したいところです。

方法は簡単で、アルミ保温シートやプチプチでろ過装置を包みましょう
私はろ過装置をアルミ保温シートで包んでみました。このようにろ過装置を完全にくるんで出水と給水のパイプ部分だけを外に出すようにします。

但しデメリットとしては、ろ過装置のメンテナンス時は取り外す必要がありメンテナンスが面倒になります。
※写真で使用しているろ過装置はエーハイム クラシックフィルター2213です。
ろ過装置

給水・出水パイプやホースを保温

パイプやホースは冷気で冷やされやすく、ろ過装置以上に影響を受け水温の低下が大きくなります。
プチプチを使ってパイプやホースをできるだけ冷気に触れないようにくるみましょう

こちらもろ過装置と同様でメンテナンス時に取り外す必要がでてきます。
工夫をすればそのまま洗えなくもないとは思いますが、私は面倒なので取り外してメンテナンスしています。

包むのはアルミ保温シートでも良いですが、プチプチのほうが加工がしやすいのでお勧めです。
ホース

水槽のガラス蓋で保温

これはシンプルにガラス蓋で水槽上部を閉じるだけです、冷気を遮断するだけではなく蒸発による水温低下も防ぐことができます

水槽の底面を忘れずに!

意外と盲点になっているのが水槽の底面です。
特に熱を奪いやすい金属の台に水槽を載せているとそこから水温が下がってしまいます。
木製の水槽台のほうが水温低下を緩和することができます。

対策としては水槽設置前に水槽底面と水槽台の間にアルミ保温シートなどの断熱材を挟むと効果があります。
但し、間に保温シート等を挟むと水槽が滑りやすくなるので注意が必要です。

確実に保温したい!!という人は

やはりヒーターをしっかりと取り付けることが一番の保温対策になります。
水槽サイズに適したヒーターをいれ、しっかりと温めましょう。

冬場はヒーター設定されている温度より水温が低くなってしまうことがあるので、温度可変式のヒーターかサーモスタットを使って温度調整をするのがおすすめです。
特に水槽の上部と下部では水温に差ができるので、しっかり確認しながら水温調整をしましょう。

水槽サイズに合ったヒーターの必要なワット数はこれ!疑問質問を解決
「水槽用ヒーターを買いたいけど、ワット数が色々とあって何を基準にすれば良いかわからないなぁ。どうやって選べば良いのかな?...

では良いアクアリウムライフを!

タイトルとURLをコピーしました