育てやすい陰性水草のおすすめ8種類を紹介!!

水草に陽性水草と陰性水草がありますが、陰性水草は初心者が育てやすく初めて水草水槽を立ち上げるのにおすすめできます。

その中でも特に育てやすく、アクアリウムショップやホームセンターの熱帯魚コーナーで見ることの多い代表的なおすすめ水草を紹介します。

陰性水草とは

アクアリウムでは、比較的弱い光でも育てやすい水草を「陰性水草」と呼ぶことがあります。

アヌビアスやミクロソリウム、ウィローモスなどが代表的で、強い照明を必要としない種類が多いため、初めて水草を育てる人にもおすすめしやすい水草です。

成長がゆっくりな種類も多く、頻繁なトリミングが必要になりにくいのもメリットです。

一方で、成長が遅い水草は葉が長く水槽内に残るため、コケが目立つことがあります。

また、陰性水草だからといって育成条件がすべて同じというわけではありません。
必要な光量やCO2、肥料などは水草の種類によって異なるので、それぞれの特徴に合わせて育てることが大切です。

代表的な陰性水草

・アヌビアス・ナナ
・アヌビアス・ナナ・プチ
・ミクロソリウム・プテロプス
・ミクロソリウム・ウェンディロブ
・ウィローモス
・ジャイアント南米ウィローモス
・ボルビティス・ヒュディロティ
・クリプトコリネ・ウェンティー・グリーン

今回はこちらの8種類を紹介していきます。

アヌビアス・ナナ

・育成難易度:★☆☆☆☆(とてもやさしい)
・温度:20度~28度
・植栽位置:前景~中景
・生長速度:遅い
・葉の大きさ:3~5cm
・草丈:10~15cm
・CO2添加:なくても良い

アヌビアスナナは「初心者向けで育てやすい」水草です。
強い光を必要とせず、比較的弱めの水槽用照明でも育てやすいため、陰性水草を初めて育てる人にもおすすめできます。

成長速度はゆっくりですが丈夫で、陽性水草のように高光量の照明を用意する必要はありません。
ただし、照明がまったく必要ないという意味ではないので、水槽用照明を使用しながら育てるのが基本です。

水槽レイアウトでは、低床に植えるのではなく流木や石に活着させレイアウトさせるのが基本となります。
その為、後からレイアウト変更を行いたい場合に容易に移動させることができるのでとても扱いやすい水草です。

アヌビアスナナの基本的な育て方や増やし方、コケ対策についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。


アヌビアス・ナナ・プチ

・育成難易度:★★☆☆☆(やさしい)
・温度:20度~28度
・植栽位置:前景~中景
・生長速度:遅い
・葉の大きさ:2cm
・草丈:2cm
・CO2添加:なくても良い

アヌビアスを小型に改良品種した種類です。アヌビアスナナと同様で非常に丈夫で活着させてレイアウトに使います。
ブランチウッドに上手に複数活着させると木から葉っぱが生えているような表現もできます。

葉が小さく成長が遅いので繁茂させたい場合は、水槽立ち上げ時に多めの導入をお勧めします。


ミクロソリウム・プテロプス

・育成難易度:★☆☆☆☆(とてもやさしい)
・温度:一般的な熱帯魚水槽の水温で育成しやすい
・植栽位置:中景~後景
・生長速度:遅い
・葉の幅:4cm
・草丈:15cm~30cm
・CO2添加:なくても育成可能

ミクロソリウム・プテロプスは、ミクロソリウムの中でも特にポピュラーな種類です。
成長はゆっくりですが丈夫で、強い光やCO2添加を必須としないため、初心者でも育てやすい水草です。

育てるときに注意したいのが太い根茎を底床へ埋めないことです。
根茎をソイルや砂の中へ埋めるのではなく、流木や石へ固定して育てると管理しやすくなります。

細い根が流木や石へ伸びていき、時間をかけて固定されていきます。
成長が遅いので、短期間で大きな変化が見られなくても焦らず育ててみてください。

CO2を添加しなくても育成できます。
そのため、ミクロソリウムを育てるためだけにCO2添加装置を用意する必要はありません。

増やす場合は根茎を分ける株分けができます。
また、古い葉に子株ができることもあり、小さな葉や根が伸びてくる様子を見ることができます。

ミクロソリウムを育てていると、葉の裏に黒い点が出ることがあります。
この黒い点は胞子嚢の場合があり、黒い点があるだけで病気とは限りません。

一方で、葉そのものが黒く傷んでいる場合や、コケや汚れが付着して黒く見えている場合もあります。
「28℃を超えたからシダ病になった」などと水温だけで原因を決めつけず、葉や根茎の状態も一緒に確認してみてください。


ミクロソリウム・ウェンディロブ

・育成難易度:★☆☆☆☆(とてもやさしい)
・温度:20度~28度
・植栽位置:中景~後景
・生長速度:遅い
・葉の幅:2cm
・草丈:15cm~20cm
・CO2添加:なくても良い

ミクロソリウム・ウェンディロブは他のミクロソリウムの仲間と同様に育てやすく初心者に向きの水草です。
プテロプスと同様に葉は大きめではありますが、葉の先端は細かく枝分かれし繊細な印象もあります。

成長が遅くコケがついてしまうと取り除くのが難しいため、コケ対策が重要となります。

流通量はミクロソリウム・プテロプスと比べると少ないですが、ホームセンターなどでも比較的入手しやすい水草です。


ウィローモス

・育成難易度:★☆☆☆☆(とてもやさしい)
・温度:20度~27度
・植栽位置:前景~中景
・生長速度:遅い
・CO2添加:なくても良い

ウィローモスは石や木に活着させ、時間計を思わせる自然の雰囲気を表現するのに最適で、主役にはなれなくとも名脇役として活躍するでしょう。
またエビなどの隠れ家としても使われることもあります。

ウィローモスはさまざまな場面で使われますがアクアリウムで使用するだけでなく、テラリウムの陸地に着生させるように使われることもあります。

育成難易度も非常にやさしいので、初めて水草を育てる初心者にも向いていると言えます。

ウィローモスを実際に育てる場合は、増やし方や活着、種類、コケ対策についてこちらの記事で詳しく紹介しています。


ジャイアント南米ウィローモス

・育成難易度:★☆☆☆☆(とてもやさしい)
・温度:20度~27度
・植栽位置:前景~中景
・生長速度:遅い
・CO2添加:なくても良い

ウィローモスの仲間で三角形上に生長し美しい幾何学模様を作り出します。
通常のウィローモスとは違い活着する力は弱いので流木や石につけたい場合は、テグスなどを使って巻き付ける必要があります。

育成は特別難しいとこはありませんが、弱めの照明とCO2添加を行うとより綺麗な三角模様にすることができます。


ボルビティス・ヒュディロティ

・育成難易度:★★☆☆☆(やさしい)
・温度:20度~26度
・植栽位置:中景
・生長速度:非常に遅い
・草丈:20cm~40cm
・CO2添加:なくても良いが、添加が望ましい(60cm水槽:1滴/4秒)

ボルディビス・ヒュディロティはヨモギに似た草体をした水草です。生長速度も非常に遅くトリミングの手間はかかりませんが、意外と存在感があるので中景~後景のメインの水草としてレイアウトするのがオススメです。

またボルディビス・ヒュディロティは活着性があるので流木や石に活着させレイアウトするのが一般的です。


クリプトコリネ・ウェンティー・グリーン

・育成難易度:★★☆☆☆(とてもやさしい)
・温度:20度~26度
・植栽位置:前景~中景
・生長速度:遅い~普通
・草丈:20cm
・CO2添加:必要(60cm水槽:1滴3秒)

クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンはロゼット系の水草で明るい緑色の水草です。
陰性水草の中では比較的成長速度は速いほうに入ります。

植栽位置は前景~中景が良く、低床に植えて育成します。
低床はソイル、大磯砂、川砂のいずれでも問題ありませんが大磯砂や川砂などの栄養のない低床を使用する場合は固形肥料をいれましょう。

クリプトコリネ・ウェンティー・グリーンは環境の変化で葉が一度溶けてしまうことがありますが、新たに環境に適した葉が生えてきます。


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