キューバパールグラスが一面に広がってくると、本当にきれいですよね。
私も前景をキューバパールグラスで覆ったレイアウトが好きなのですが、きれいに育ったからといって、そのまま放置してしまうのはおすすめしません。
実際、私は忙しいことを理由にトリミングを先延ばしにしていたところ、3カ月以上まともにメンテナンスをしない状態になり、最後にはキューバパールグラスがソイルからまとまって剥がれてしまいました^^;
完全にレイアウト崩壊です……。
増やすまでに手間がかかったキューバパールグラスを維持するためにも、厚くなりすぎる前のトリミングは大切です。
今回は、キューバパールグラスをトリミングするタイミングや基本的な切り方、剥がれにくくするための管理方法について紹介します。
キューバパールグラスはトリミングが必要

キューバパールグラスは横へ這うように広がり、条件が良ければソイルの上をきれいな絨毯状に覆ってくれます。
ただし、絨毯が完成したからといって、そのまま放置してよいわけではありません。
成長した新しい葉が古い葉の上へ重なることで、徐々にキューバパールグラス全体の厚みが増していきます。
厚くなりすぎると下側へ光が届きにくくなり、ソイルに近い部分や根が弱る原因になります。
表面だけを見るときれいな緑色なので、「まだ大丈夫そう」と思ってしまうんですよね^^;
私も完全にこれで油断しました。
キューバパールグラスを長くきれいな状態で維持するなら、厚くなりすぎる前にトリミングすることをおすすめします。
キューバパールグラスをトリミングするタイミング
トリミングするタイミングについて、「何週間に1回」と決める必要はないと思います。
水槽によって照明やCO2、肥料などの環境が違うため、キューバパールグラスの成長速度も変わります。
日数よりも、実際のキューバパールグラスの状態を見て判断しましょう。
私は次のような状態が出てきたら、そろそろトリミングするタイミングだと考えています。
- 葉が何層にも重なってきた
- 前景部分が盛り上がってきた
- キューバパールグラスの厚みが目立ってきた
- ソイルと水草の間に隙間が見える
- 端の部分が浮いてきた
特に注意したいのが、端の部分が浮き始めている状態です。
ここまでくると、表面はきれいでも下側が弱っている可能性があります。
完全に剥がれてから植え直すのはかなり大変なので、その前にトリミングしておきましょう。
キューバパールグラスの基本的なトリミング方法
キューバパールグラスのトリミング方法自体は難しくありません。
水草用のハサミを使って、芝生を刈るようなイメージで表面を少しずつ切っていきます。

最初に全体の厚みを確認する
いきなりハサミを入れる前に、キューバパールグラス全体を見てみましょう。
場所によって成長速度が違うため、水槽前面だけ厚くなっていたり、一部分だけ盛り上がっていたりすることがあります。
必ずしも水槽全体を一度にトリミングする必要はありません。
厚くなっている場所が少ないなら、その部分だけ先に切ってしまう方法でも良いと思います。
カーブハサミで少しずつ刈り込む
キューバパールグラスは底床のすぐ近くでトリミングするため、カーブした水草用ハサミが使いやすいです。
ハサミをキューバパールグラスの表面に沿わせながら、伸びている部分を少しずつ切っていきます。
最初から一気に短くしようとすると、場所によって長さがバラバラになりやすいので、少し長めに残して全体を確認しながら切るのがおすすめです。
少し切る。
水槽全体を見る。
まだ厚ければもう少し切る。
これを繰り返すくらいで十分ですよ。
前景草をトリミングする機会が多いのであれば、カーブタイプの水草用ハサミを1本持っておくとかなり作業しやすくなります。
厚くなりすぎた場所は表面だけ整えない
キューバパールグラスがかなり厚くなっている場合、表面だけを軽く整えて終わりにすると、下側の古い部分がそのまま残ってしまいます。
すでに厚みが目立つ場合は、見た目だけを整えるのではなく、下側にも光が届きやすくなるように全体の厚みを減らすことを意識します。
ただし、「必ず何cm残す」といった決まりがあるわけではありません。
水草の状態を見ながら、最初は少し長めに残して調整したほうが失敗しにくいと思います。
浮いている部分は無理に引っ張らない
トリミングしている途中で、キューバパールグラスの一部分がソイルから浮いていることに気付く場合があります。
この状態で無理に引っ張ると、まだ根付いている周囲のキューバパールグラスまで一緒に剥がれてしまうことがあります。
つながっている部分をハサミで切り離し、浮いている場所の状態を確認したほうが安全です。
すでに広い範囲がソイルから浮いている場合は、トリミングだけでは元に戻せないこともあります。
私が実際に3カ月以上トリミングをさぼって剥がしてしまった状態と、その後の対処方法はこちらの記事で紹介しています。
一度に切りすぎないほうが失敗しにくい
キューバパールグラスがかなり伸びていると、一気に短くしてしまいたくなります。
ただ、久しぶりのトリミングであれば、私は少しずつ切ることをおすすめします。
キューバパールグラスは葉が小さいため、水槽の中で作業していると意外と切った量が分かりにくいんですよね。
特に初めてトリミングするときは、少し切ったら一度ハサミを止めて、水槽を正面から確認してみてください。
短くしすぎるよりも、「もう少し切っても良かったかな?」くらいから調整したほうが簡単です。
トリミングしたキューバパールグラスは回収する
キューバパールグラスをトリミングすると、小さな葉や茎がたくさん水槽内に浮いてきます。
これが意外と大変です^^;
トリミングが終わったら、ネットなどを使って浮いている切れ端をできるだけ回収しましょう。
私はトリミングと水換えを同じ日に行い、最後に残った細かな切れ端や汚れをホースで吸い出してしまう方法が楽だと思います。
一度に全部完璧に取ろうとすると時間がかかるので、大きな切れ端をネットで回収してから水換えを行うと作業しやすいですよ。
トリミング後はキューバパールグラスの状態を確認する
トリミングが終わったら、それで終了ではありません。
少し時間が経ったら、キューバパールグラスが再び新しい葉を伸ばしているか確認してみましょう。
キューバパールグラスはきれいに育てるために、十分な光だけでなくCO2や水流、肥料などの条件も重要な水草です。
トリミング後になかなか成長しなかったり、全体的に状態が悪くなった場合は、トリミング方法だけでなく育成環境も確認してみてください。
トリミングをさぼるとキューバパールグラスが剥がれることもある
ここは私の失敗談になります。
キューバパールグラスが一面に広がったあと、忙しくてトリミングを後回しにしていました。
「まだ緑色だし大丈夫だろう」と思っていたのですが、気が付けば3カ月以上まともにメンテナンスしていませんでした。
そして最終的には、ソイルを覆っていたキューバパールグラスが絨毯状につながったまま剥がれてしまいました。
表面だけを見ると緑色だったため、完全に油断していました^^;
厚くなったカーペットでは下側へ光が届きにくくなり、根や古い部分が弱ってしまいます。
私の水槽では、長期間の放置で厚くなったことが、実際に剥がれた大きな要因だったと考えています。
一度大きく剥がれてしまうと、傷んだ部分を取り除いて植え直す作業が必要になります。
これがかなり面倒です。
剥がれてから直すより、厚くなった段階でトリミングするほうが圧倒的に楽ですよ。
キューバパールグラスのトリミングにあると便利な道具
トリミングで最低限用意しておきたいのは、水草用のハサミです。
特にキューバパールグラスのような前景草は底床に近い場所を横方向へ刈っていくため、カーブしたタイプが使いやすいと思います。
あとは切れ端を回収するための小さなネットがあれば十分です。
ピンセットもあると便利ですが、普通のトリミングだけなら必須ではありません。
水草用のハサミはキューバパールグラス以外の前景草やウィローモスのトリミングにも使えるので、1本用意しておけば長く使えます。
キューバパールグラスは剥がれる前にトリミングしよう
キューバパールグラスのトリミングは、難しい作業ではありません。
大切なのは、きれいに繁茂したからといって放置しすぎないことです。
私のように「次の休みにやればいいか」と先延ばしにしていると、せっかく作った緑の絨毯が一気に崩壊することもあります^^;
特に表面がきれいなうちは油断しやすいので、たまに横から厚みを確認してみてください。
キューバパールグラスが厚くなってきたら、完全に剥がれる前に少しずつトリミングしておきましょう。
キューバパールグラス以外の前景草も探している場合はこちらの記事も参考にしてください。
では良いアクアリウムライフを!


