水槽用のエアーポンプは何を基準に選んでいますか。
エアーポンプは静音性、排出量、耐久性などの機能性を重要視して選ぶと良いでしょう。
この記事では静音なエアーポンプで有名な水作 水心シリーズの「水作 水心 SSPP-7S」のレビューを書いていきます。
すでに私も「水作 水心 SSPP-7S」2台を4年程使っていますが、機能性だけでなく価格もリーズナブルなのでコストパフォーマンスにも優れているのでおすすめです。
水作 水心シリーズ製品仕様比較
水心シリーズは3つありますが、今回レビューするのは比較表の一番下「SSPP-7S」です。
製品型番 | 消費電力 | 圧力 | 排出量 調整機能 | 排出量 (開放状態|水深25cm) | 適合水槽サイズ |
SSPP-2S | 3.5w(50Hz)/3.0(60Hz) | 16kPa | 有 | 開放状態:最大3500cc/分 水深25cm:最大3000cc/分 | 60~120cm |
SSPP-3S | 2.8w(50Hz)/2.3(60Hz) | 14kPa | 有 | 開放状態:最大2500cc/分 水深25cm:最大1500cc/分 | 30~60cm |
SSPP-7S | 2.5w | 9kPa | 無 | 最大2000cc/分 水深25cm:最大1000cc/分 | 30~45cm |
表からわかる通り「SSPP-7S」はシリーズの中で、一番排出量が少ない仕様になっています。
SSPP-2S/3Sは排出量調整が可能ですが、SSPP-7Sには排出量調整機能はなくエア量固定式となっています。
「SSPP-7S」は水槽適合サイズは30cm~45cmと比較的小さい水槽向けとなっているので、水槽サイズが大きいようであれば「SSPP-2S」「SSPP-3S」を選ぶか、「SSPP-7S」を2台使うなど工夫する必要があります。
使用感
高い静音性
静音性は他社のエアーポンプと比較すると圧倒的に静かです。
1メートルも離れればポンプの振動音は全くといって良いほど聞こえなくなります。
エアーポンプよりエアーストーンから空気がでる音のほうが気になるレベルくらい静かです。
静音性で選ぶのであれば他社の製品ではなく水作 水心シリーズ一択ではないでしょうか。
これだけ音が静かな理由はエアポンプの底面に振動吸収脚ゴムが採用されているからです。
このゴム脚がとても柔らかいのですが、良く振動を吸収してほどんどの振動を吸収してしまいます。
静音性という部分においては水作 水心シリーズを選んで間違いないでしょう。
但しどのエアポンプでも言えることですが、ゴム脚以外の本体部分に何かに触れていると振動で音がでます。
特に電源ケーブルが触れることが多いので、設置時には電源ケーブルが本体に触れないようにしましょう。
耐久性・寿命
前述しましたが、私は「水作 水心 SSPP-7S」2台を4年程使っています。
4年間に特にトラブルもなくエアーの排出量が変わったということもありません。
ゴム脚部分も劣化するかと思いましたが、今のところ劣化してしまったということはありません。
基本的にシンプルな作りになっているので、故障はしにくいようです。
また内部部品も交換ユニットが販売されていて、必要に応じてその部分だけ交換することも可能です。
排出量
SSPP-7Sの排出量は2000cc/分(水深25cm:1000cc/分)となっています。
適合サイズが30cm~45cm水槽となっていますが、60cm水槽でも使えないわけではありません。
実際に私は60cmスタンダード水槽で使用していますが、特に排出量が少なくて水面を揺らせず酸素供給ができないと困ったことはありません。
逆に排出量が少ないということは飛沫の飛ぶ量も減らすことができるメリットもあります。
それでもしっかりエアレーションしたい、エアカーテンを使いたいというのであればパワー不足ですので上位のSSPP-2S/3Sを選択しましょう。
サイズ
本体サイズ :7.2×4.5×12cm
水作 水心シリーズの中では一番小さく取り扱いしやすいサイズだと思います。
コンパクトなので幅を取らずに設置できます。
総評
「SSPP-7S」は水作 水心シリーズの中では一番安価な設定になっています。
静音性、耐久性、排出量の機能性からみるとコストパフォーマンスが非常に良い製品ではないでしょうか。